地震フラジリティ解析は、不確定性考慮のため計算コストが高い。この課題に対し、応答スペクトルからCNNで特徴量を自動抽出し、ガウス過程(GP)と組み合わせたサロゲートモデルを提案する。CNNがGP予測に最適な地震動特徴量を抽出するため、従来の地震動指標(IM)を用いる手法より高精度化が期待できる。免震RC橋脚のフラジリティ解析を用いた検証では、提案手法IMを用いた手法より高い予測精度を示した。さらに、200回の解析データで構築したモデルが、100万回の数値解析に基づくフラジリティ曲線をおおむね再現でき、計算コストを大幅に削減しつつ高精度な耐震評価が可能であることを実証した。